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コラムno.3 モダンカリグラフィーとは

ここ数年大人気のモダンカリグラフィー。従来のクラシック(=伝統的)な書体とモダン(=近代的)な書体とを比較してモダンカリグラフィーの特徴や魅力についてご紹介します。

カリグラフィーとは美しい文字のこと。世界各地で文字が発生し様々な言語・スタイルで書かれてきました。習い事としてのカリグラフィーは各々の書体の特徴を学びます。モダンカリグラフィーはスタイルの一つ。

​カリグラフィーのペン先は大きく分けて2種類。ほとんどの書体は幅広のペンで書きますが(写真上)モダンカリグラフィーは先の尖ったペン先を使用します(写真下)。

幅広のペンで書くカリグラフィー。イタリック体、ゴシック体、アンシャル体など数多くあります。ペン先の幅を変えることで文字のサイズの変更をします。

モダンカリグラフィーは伝統的な書体の中でカッパープレート体に似ており同じペン先を使います。文字のサイズは力の入れ具合で変えていきます。

上:カッパープレート体。

傾斜・文字幅を揃え端正な雰囲気。

​下:モダンカリグラフィー。

動きを出しリズミカルに。長い線を出して今風に。

モダンカリグラフィーは金属のペンだけでなくサインペンや筆、筆ペン、デジタル上でなど様々なツールが使われています。写真は筆のように書けるサインペン。

モダンカリグラフィーらしさを出すには太いラインと細いラインの両方を出せるツールである必要があります。

モダンカリグラフィーは書くだけでも十分楽しめますが、自分の世界観をより魅力的にみせてくれる力があります。純粋にカリグラフィーを学びたいという流れからカリグラフィーを使って表現の幅を広げたい、というニーズにマッチしたといえるでしょう。

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